結論|送料の考え方
- 〇 発地ごとの送料設定(沖縄などからの発送は別料金)
- ✖ 送付先による送料変動(仕組み上できない=全国一律で確定)
- 〇 温度帯 × サイズ は設定可能
- △ 温度帯×サイズで組むと送料無料は設定できない(送料無料を採るには企業を温度帯で分けて登録する必要があり、企業ページが2つに分裂する)
- → 温度帯×サイズの4パターンを標準料金とし、発地ごとにその4パターンを持つ(沖縄発・北海道発は金額を上乗せした4パターン)
※ この形を採る=送料無料は設けない、という選択を含みます。
※ 残る論点は「サイズを誰がどう判断するか」の1件(4章)。
1この5行がなぜそうなるか
| 整理 | 根拠(すべて実機で確認済み) |
|---|---|
| 〇 発地ごとの送料設定 | レート表は出店企業ごとに持てる。発地は企業に紐づくので、沖縄発の企業には沖縄発の金額を入れればよい。出店確定後にレートを1組足すだけ |
| ✖ 送付先による送料変動 | 宛先で変える仕組みが無い。Shopifyのゾーン別レートに切り替えると、PVがその金額を読まず企業への支払いが狂う(注文4件の突き合わせで実証)→ 全国一律で確定 |
| 〇 温度帯 × サイズ | 商品の送料区分コードで表せる。温度帯は実装済み、サイズは設計済み(DEC-0143で実施保留中) |
| △ 送料無料は設定できない | 計算方式は1企業1つで排他(レート作成画面のベンダー候補に既存4社が出てこないことで確認)。重量方式=温度帯・サイズ/金額方式=送料無料。両方は持てない |
2送料無料を採る場合に何が起きるか(△の中身)
✅ 企業ページは1社1つ
❌ 送料無料は設けられない
❌ サイズを反映できない
❌ 企業ページが2つに分裂
サイズを捨てると誰が損をするか
| 注文の例 | 実費 | 一律¥1,200なら | 誰が負う |
|---|---|---|---|
| ワイン1本 ¥7,700(小さい・高い) | ¥940 | +260 | 企業の得 |
| 詰め合わせ ¥3,000(かさばる・安い) | ¥1,530 | −330 | 企業の損 |
| 米・野菜など重量物 ¥4,000 | ¥2,040 | −840 | 企業の損 |
参考|送料無料を設けた場合の企業負担
3料金表の形|発地ごとに4パターンを1組ずつ
| 常温・小 | 常温・大 | クール・小 | クール・大 | |
|---|---|---|---|---|
| 関東発(標準) | ¥1,000 | 未定 | ¥1,500 | 未定 |
| 北海道発 | +520 | +520 | +520 | +520 |
| 沖縄発 | +520 | +1,180 | +520 | +1,180 |
顧客にはこう見える
| お届け元 | 常温 | クール |
|---|---|---|
| 関東から(小) | ¥1,000 | ¥1,500 |
| 関東から(大) | 未定 | 未定 |
| 沖縄から(小) | ¥1,520 | ¥2,020 |
※ 同じ条件なら、どの企業でも同じ料金です
※ 一部離島を除きます
お届け元:茨城
4残る論点|サイズを誰がどう判断するか
| 商品1個のかさ | 常温コード | クールコード | 注文合計での箱サイズ |
|---|---|---|---|
| 小(ナッツ・調味料) | 100 | 10,100 | 〜299=60サイズ |
| 中(ワイン1本・小箱) | 200 | 10,200 | 300〜599=80サイズ |
| 大(カニ・詰め合わせ) | 400 | 10,400 | 600〜=100サイズ以上 |
企業への聞き方(案)
2. PV設定
Vendors can set their own shipping rates をOFF(現在ON=企業が書き換えられる)3. 「常温・大」「クール・大」の金額決定+出店企業に契約運賃の実額を確認
4. 商品ページ+送料表ページの事前開示(DEC-0121で決定済み・未着手/テーマは金澤さん確認必須)
5. 沖縄企業の出店確定後に沖縄発の4パターンを追加
5根拠・出典
着地(宛先)を軸にできないことの実害グラフ
統一で飲んだコスト=RWワインの実費割れグラフ
ワインの本数別・実費と収支数表
| 本数 | 梱包込み重量 | 箱サイズ | 実費 | ¥1,000なら | ¥1,500なら |
|---|---|---|---|---|---|
| 1本 | 約1.2kg | 60 | 940円 | +60円 | +560円 |
| 2本 | 約2.4kg | 80 | 1,230円 | −230円 | +270円 |
| 6本 | 約7.2kg | 100 | 1,530円 | −530円 | −30円 |
| 12本 | 約14.4kg | 120 | 2,040円 | −1,040円 | −540円 |
現行レートの実測値(2026-07-25・PV管理画面)実測
- 株式会社浜勘/燻舎/株式会社ライドウィズ:常温帯(1〜9,999)¥1,000/クール帯(10,000〜999,999)¥1,500 = 実企業3社が完全に同額
- 尾道水産:1〜999=¥1,000/1,000〜99,999=¥2,000。テスト用ダミー企業(DEC-0119)のため実企業の前例としない
RWの常温は2026-07-25に ¥1,500 → ¥1,000 へ変更済み(佐々木)。これで全社統一が成立し、以前の「RWのみ常温¥1,500」という例外は解消された。
顧客向け表示の金額は、このPV管理画面の実測値を典拠にする(レート変更時は表示も同時に更新する)。
「宛先別にできないのか」を2026-07-25に再確認した結果再確認
できること(Shopify Admin API・2026-07-25 読み取り専用で再確認)
- 配送プロファイルは1本(一般プロフィール・既定)。ゾーンは「国内配送」1つに
JP-01〜JP-47が全部同居。配送方法はPVのCarrier Serviceのみ、登録キャリアサービスもPVの1件のみ - 47都道府県が個別に識別されているため、ゾーンを分割して固定料金を置くことはShopify側の機能としては可能(当初「地域で変えられない」と書いていたのは不正確)
できないこと
- 注文10件の実データで、送料の計算主体が2種類混在していることを再確認(#1041〜#1044=PV/#1036〜#1040・#1045=
marketplace shipping serviceという別アプリ)。PVがレート提供者でない注文が実在する - 2026-07-20の観測では、それら非PV注文でPVの記録額が実請求額と一致していなかった(実請求¥1,000/PV記録¥2,000)。PVは自分のレート表で支払額を決めていると読める
- したがってゾーン別に集めても、企業へは全国一律の額が支払われ、差額は当社に残る。「宛先別に集めて宛先別に払う」ができない
PV管理画面でも直接確認した(2026-07-25・佐々木さんログイン・読み取りのみ・保存していない)。レート作成画面の Calculate rate by は6択——Order/Line Item/Order Range/Order Weight(選択中)/Real-time Rates(Shippo・Shipstation連携)/No Shipping Rate。地域・都道府県・ゾーンにあたる選択肢は1つも無い。前回記録の4択より2つ増えていたが、いずれも地理軸ではない。
🔴 【未実施】注文#1038のShipping欄の再確認は、PVの注文一覧が日付範囲(06/25〜07/25)で絞られており該当注文が出てこなかったため未了。日付範囲を広げれば1クリックで確認できる。
なお「差額が当社に残る」構造は、当社が距離差を引き受ける前提なら不都合ではない。全社統一を採る本案では宛先別に集めないため今回は使わないが、将来の選択肢としては閉じていない。
送料無料を出店企業の負担にできるか未確定
🔴 2026-07-25にPV管理画面で実機確認(佐々木さんログイン・読み取りのみ・保存していない)。使える機構が2つ見つかった。
機構A:送料そのものの帰属を切り替える(レート設定画面の Fulfillment handled by?)
Merchant (you)=送料は当社のコミッションに加算されるVendor/Seller=送料は企業のpayoutに加算される ← 現在これBoth Merchant and Vendor=送料を総売上に加え、コミッション率で分割する
=「送料をどちらが取るか」は3通りに切り替えられ、折半モードも実在する。ただしこれは送料収入の分配であって、送料無料にしたときの穴埋めの原資とは別物である点に注意。
機構B:割引の負担方式(Settings > Calculations > Discounts)=ストア全体のグローバル設定で Split Discount/Merchant Bears Discount(現在これ=RW全額吸収)/Vendor Bears Discount/もう1つ の4択。
引っかかりは3つ。
- 機構Bはグローバル設定のため、vendorごと・施策ごとに切り替えられない。
Vendor Bearsにすると、現在ACTIVEなウェルカム¥500オフ等の商品割引まで一斉に企業負担になる - 機構Bが「送料の割引」にも効くかは、画面の説明文からは判断できない(例示はすべて商品代ベース)。PVは送料を別項目として自分のレート表から算出しているため、送料無料にしても企業には¥1,000が支払われRWが丸ごと被る可能性が高い
- 同じ問題はDEC-0139(お試しの¥500還元を出店者負担にする)で既に未解決のまま残っている
現実的な代替=契約で解く。per-orderの自動処理ではなく、販促企画へのエントリー制+月次の販促協賛費として控除(PVのCustom Deduction)。出店企業の事前合意が前提になる。
方針としての見立て。DEC-0128は「獲得系クーポンの原資は全額ライドウィズ負担の獲得投資」と定めており、送料無料ラインは典型的な獲得施策。立ち上げ期に企業へ原資を求めると出店のハードルが上がる。まずRW負担で始め、効果が出た段階でエントリー制の折半(Split)へ移すのが筋。閾値型はAOVを押し上げて企業の売上も増やすため、折半には理屈が立つ。
「送料無料ラインが1本も無い」の実査(2026-07-25)実測
Shopifyの割引を全件読み取り(discountNodes・読み取りのみ)。
- 送料無料コード MEKKE-WELCOME/MEKKE-CART(¥3,000以上)=ともに EXPIRED(2026-07-19に停止・使用0回/DEC-0129)
- 自動適用の送料無料(
DiscountAutomaticFreeShipping)=0件 - 現在ACTIVEな割引は金額オフ3本のみ(ウェルカム¥500/リピート¥300/お試し連動¥500)
加えて DEC-0128 が「送料無料の常設ライン(金額閾値型)は今は設けない」と明示的に決めている。設けるならDECの更新が必要。
損益分岐の式=RW粗利 = 商品代×15% − (商品代+送料)×3.6% − 送料。決済手数料3.6%はDEC-0146の実数(商品代¥5,000・送料¥1,000で粗利¥534)からの逆算値であり、請求書で直接確認したものではない。
出典・未確認・この資料で扱っていないこと前提
- PuppetVendors 管理画面 Settings > Shipping Rates/Calculations(2026-07-20 実機・読み取りのみ)
- Shopify Admin API
deliveryProfiles/carrierServices/注文のshippingLines(2026-07-20 読み取り専用) - ヤマト運輸 宅急便運賃表(2025-10-01改定・公表タリフ・現金・税込/2026-07-19 実査)。機械抽出のため、設定前に発地=茨城で公式料金検索の照合が必要
- ストアフロント実査(2026-07-19。商品ページ・FAQ・特商法表記・
/policies/shipping-policy=404) - Shopify 割引の全件読み取り
discountNodes(2026-07-25 読み取り専用)=送料無料の常設ラインは0件 - 決定台帳:DEC-0082/0099/0114/0119/0121/0124/0125/0127/0128/0137/0143/0146/0153/0157
- 【未確認】出店企業(浜勘・燻舎)の実際の契約運賃(公表比2〜4割引が一般的とされ、当社からは見えない)/複数企業をまたぐカートの送料合算挙動(2026-07-25にテスト確認項目へ追加済み。送料無料ラインを設けるとRWが2社分を負担する可能性)/決済手数料3.6%は逆算値
- 【扱っていない】往路送料のみ。返品送料(DEC-0105)・お試し販売の送料(DEC-0139/0140)・クーポン原資(DEC-0128/0131)は別論点
- 裏付けメモ:
20260725_送料体系のあるべき姿_論点整理と推奨_v1.md(同フォルダ) - 本資料は議論用の未決定文書です。Shopify・PuppetVendorsへの設定変更、出店企業・顧客への発信は一切行っていません